犬がする逆くしゃみって何?見ててすごい心配なんですけど...。
- Spica-WAN【犬の知識雑学】
- 4月26日
- 読了時間: 4分

犬がする逆くしゃみ「ブフー、ブフゥー…!」
愛犬が突然こんな息づかいを始めたら、ドキッとしますよね。見ていて苦しそうでとてもかわいそう。
でも慌てないで。その「逆くしゃみ」は、愛犬からの大切なサイン、今回はなぜ逆くしゃみをするか、原因と対策、勘違いしやすい病気についてなどまで、詳しくお話していけたらと思います。
🦮気になる逆くしゃみについてのもくじ

まずは結論から🐕
突然起きる犬の逆くしゃみは、のどの奥を勢いよく吸い込む一時的な反射がほとんど。数秒でおさまるので、慌てず様子を見てあげましょう。

🐕🦺どんな原因と理由があるのかな?
⚠️粘膜への刺激:
花粉やホコリ、強い香りでのど奥がムズムズすると起こりやすい。
⚠️興奮・運動後:
お散歩や遊びで呼吸が荒れた直後、気道が敏感になって反射的にズーズー。
⚠️異物の吸引:
草のかけらや微細なホコリを吸い込んだときに、体が一気に息を吸い込んで排除しようとします。
⚠️首輪・リードの圧迫:
きつい首輪やリードで首まわりが締めつけられると、気道に負担がかかりやすいです。

🐕🦺どんな時・どんな季節に起こりやすい?
🌸春の花粉シーズン:
スギやヒノキの花粉が舞うころ、頻度が増えることが。
⛄️冬の乾燥期:
空気が乾くと粘膜がカサカサし、刺激に敏感に。
🏃♀️遊びや運動の後:
走り回って呼吸が乱れた直後に発動しやすい。
💨お部屋の掃除・タバコの煙:
ホコリや煙が強い刺激となり、逆くしゃみを誘発します。

🐕🦺考えられる病気と注意ポイント
逆くしゃみ自体は病気ではありませんが、次のような場合は注意が必要なので必ず一読くださいね。
\こんなときは要チェック!/
⚠️頻繁に繰り返す
⚠️数十秒以上やまない
⚠️咳や鼻水、元気消失を伴う
また、犬の「ズーズー…」とした呼吸音を逆くしゃみと勘違いしやすい、代表的な病気・症状をまとめました。特徴を知っておくと、早めの対応にもつながります。
🏥ケンネルコフ(伝染性気管支炎)
・犬同士の接触や飛沫でうつる、咳が主症状の感染症。
・「ケホッ、ケホッ」と乾いた咳を繰り返すのが特徴で、逆くしゃみのように連続することもあります。
・ワクチンで予防できる場合が多いので、定期接種を確認しましょう。
🏥気管虚脱(きかんぎょだつ)
・小型犬に多い傾向があり、加齢や遺伝的要因で気管(空気の通り道)が潰れて、呼吸時に「ガーガー」「ゼーゼー」と音がします。
・興奮や運動で悪化しやすく、逆くしゃみと間違えやすいので注意が必要です。
🏥アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎
・花粉やホコリ、カビなどのアレルゲンが鼻の粘膜を炎症させ、くしゃみや鼻水、鼻づまりを引き起こします。
・特に「ズーズー」「ブーブー」と吸い込む音が出る場合、逆くしゃみと見分けがつきにくいことがあります。
🏥気管支炎・肺炎
・細菌やウイルスによる上気道・下気道の炎症。咳や痰、呼吸困難を伴うことも。
・痰を伴う湿った咳「ゴホォ、ゴホォ」は逆くしゃみではないサインなので、すぐに受診を。
🏥心臓病に伴う咳
・心不全などで肺に水がたまったり、心臓が大きくなって気管を圧迫すると、慢性的な咳が出ます。
・特に夜間や安静時に増える「コンコン」という咳音は要注意。
🏥しゃっくり(横隔膜けいれん)
・横隔膜が不随意にけいれんして起こるため、胸が「ヒック…ヒック…」と動きます。
・音のリズムが一定で、逆くしゃみのように連続するものの、吸気だけではなく胸の動き全体でわかります。
上記に心当たりがあれば、逆くしゃみと思わず、早めに動物病院で診てもらいましょう。愛犬の小さなサインを見逃さず、健康を守ってあげてくださいね!

🐕🦺なりやすい犬種は?
犬がする逆くしゃみは「小型犬・短頭種」に多い傾向があります。
🐕チワワ
🐩トイプードル
🐕🦺フレンチブルドッグ
🐕ボストンテリア
🦮パグ
これらの犬種はもともと気道が細く、軟口蓋(のど奥のフタ)が長めな個体も。刺激に対して敏感なのです。

まとめ:愛犬が「ズーズー…」と始めたら
✨落ち着いて声をかける
✨のどをそっとマッサージ
✨まずは様子を見守る
ほとんどは10秒〜30秒で自然終了しますが、繰り返し続くようなら、獣医師さんに相談するようにしましょう。こういうことは日々の小さなサインの積み重ねです。
家族である私たちが、愛犬の健康を守ってあげてましょうね。
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