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中型犬の種類と選び方|大きさ・性格・暮らし方を10犬種で比較

2025年4月26日
読了時間: 11分

更新日:10月1日



室内でくつろぐ犬。体格の比較を考えるためのイメージ

中型犬を選ぶときは、体の大きさだけでなく、毎日の運動、被毛ケア、家族との過ごし方まで見ておきたいところ。10犬種の特徴を並べて、暮らしに合うパートナーを考えてみましょう。


この記事では、中型犬と、比較のために小型寄りの犬種を含む10種を紹介します。キャバリアや柴犬、シェルティなどは犬種標準で小型と説明される犬も含まれるため、すべてを一律に中型犬と分類する記事ではありません。


紹介順は人気や飼いやすさの順位ではありません。体格の区分だけで運動量やしつけの負担は決まらず、犬種の背景と、実際に迎える1頭の性格・体調を合わせて確認することが大切です。

執筆・編集:Spica Products 編集部

犬種標準と専門資料に基づき整理しています。性格・必要な活動には個体差があります。健康情報は一般的な情報で、診断に代わるものではありません。


この記事でわかること




10犬種の大きさと、暮らしの確認ポイント

数値は日本ケネルクラブの犬種標準です。成犬の平均値や適正体重ではありません。牡・牝で基準が異なる犬種は区別しています。

※表は左右にスライドしてご覧いただけます。

犬種

大きさの標準(体高/体重)

ケアの確認ポイント

ビーグル

体高33〜40cm

においを追う行動と安全な散歩

甲斐犬

体高 牡50cm/牝45cm(各±3cm)

警戒心と安心できる距離

コーギー・ペンブローク

体高25〜30cm/牡10〜12kg・牝9〜11kg

活動・体格に合う移動用具

キャバリア

体重5.4〜8kg

飾り毛と健康確認

日本スピッツ

体高 牡30〜38cm/牝はやや小さい

豊かな被毛の手入れ

シェルティ

理想体高 牡37cm/牝35.5cm

被毛と社会化

ボーダーコリー

理想体高 牡53cm/牝はやや低い

運動・学習・休息

フレンチブルドッグ

体高 牡27〜35cm/牝24〜32cm

呼吸と暑さへの配慮

柴犬

体高 牡39.5cm/牝36.5cm(各±1.5cm)

警戒心と落ち着いた関わり

ミディアムプードル

体高35cm超〜45cm以下

毛玉対策とトリミング

右列は編集部が本文の確認項目を整理したもので、飼いやすさの順位や点数ではありません。



屋外に並ぶビーグル

1.ビーグル|においを追う楽しさがあるハウンド


🐕️性格傾向:

明るく活動的なハウンドとして紹介され、においを追う仕事をしてきた犬種です。散歩でも鼻を地面に近づけ、気になるにおいを調べる姿が、その背景を感じさせます。


🐕️ポイント:

短毛でも抜け毛の確認は必要です。散歩は歩数だけを増やすより、安全な場所でにおいを嗅ぐ時間と、人の合図に反応する練習を組み合わせてみましょう。


🐕️注意点:

においを追って急に進むことを想定し、リードと門の管理を確実にします。吠えたときは運動不足だけと決めつけず、音や来客など、反応した状況を観察します。


🐕️豆知識:

野ウサギを追うハウンドとしての歴史があります。鼻を使う遊びを取り入れるなら、飲み込める小物を使わず、家族が見守れる範囲で楽しみましょう。


虎毛の甲斐犬

2.甲斐犬|虎毛と鋭い感覚を持つ日本犬


🐕️性格傾向:

鋭い感覚と警戒心が特徴として挙げられる犬種です。知らない人や場所にすぐ打ち解けると決めつけず、その子が安心して様子を見られる距離を用意します。


🐕️ポイント:

山梨県の甲斐地方で育まれた、筋肉の発達した犬です。アウトドアに連れていくだけで相性が決まるわけではなく、安全に歩ける体力や合図への反応を確認しましょう。


🐕️注意点:

社会化は、無理に人や犬へ近づけることではありません。穏やかに見たり聞いたりできる経験を重ね、怖がる場面では距離を取り、対応に迷えば専門家へ相談します。


🐕️豆知識:

黒虎、赤虎、虎の虎毛が犬種標準に挙げられています。毛の見え方は成長でも変わるため、写真1枚の印象だけでなく、性格や健康の情報も確認して迎えたい犬種です。


砂浜に立つコーギー

3.コーギー・ペンブローク|低い体に働く犬の活力


🐕️性格傾向:

友好的で活動的な犬として紹介されます。足の短さから静かな室内犬を想像するより、人と一緒に動き、学ぶ時間を楽しむ背景を知っておくと暮らしを考えやすくなります。


🐕️ポイント:

散歩と短い合図の練習、探す遊びなどを組み合わせます。体高が低くても体には厚みがあるので、ハーネスや移動用具は体重だけでなく胸囲や胴の長さも確認します。


🐕️注意点:

床の滑りや飛び降りが続く動線は、家庭で見直せるポイントです。「腰が弱い」と一律に決めつけず、歩き方や痛みの変化は獣医師に相談しましょう。


🐕️豆知識:

牛を動かす働く犬の歴史があり、英国王室との関わりでも知られます。カーディガンは別犬種なので、迎える際は2種類の違いも確かめてみてください。


屋外に立つキャバリア

4.キャバリア|友好的な性格と飾り毛が魅力


🐕️性格傾向:

愛情深く、友好的で、運動を好む犬として紹介されています。穏やかな表情が魅力でも、犬種名だけで「誰にでも平気」「散歩はいらない」とは判断できません。


🐕️ポイント:

耳や胸、脚の飾り毛の状態を確認し、定期的なブラッシングを取り入れます。散歩や遊びは体調に合わせ、室内で家族と過ごす時間と、外の経験の両方を用意します。


🐕️注意点:

心臓などの健康確認が重要な犬種として紹介されます。迎える前に健康検査の内容を聞き、迎えたあとも獣医師と健診や運動の方針を相談しましょう。


🐕️豆知識:

英国のスパニエルの歴史とつながる犬種です。犬種標準の体重は5.4〜8kgで、小型の愛玩犬としての性質も踏まえ、比較対象に含めています。


白い被毛の日本スピッツ

5.日本スピッツ|白い被毛ときびきびした表情


🐕️性格傾向:

明朗で利口、感覚の鋭い犬として紹介されます。白い毛と立ち耳が印象的ですが、音や周囲の動きへの反応は個体差があるため、その子の落ち着ける環境を見ていきます。


🐕️ポイント:

豊かな被毛の表面だけでなく、内側のもつれや抜け毛を確認します。短時間のブラッシングに少しずつ慣らすと、手入れを毎日の暮らしに組み込みやすくなります。


🐕️注意点:

暑い日の散歩や室温は、犬種名だけで大丈夫と判断しないようにします。日中の熱い路面を避け、休息を取り、体調に合わせて外出を調整しましょう。


🐕️豆知識:

白いスピッツ系の犬をもとに日本で改良され、1948年に統一された犬種標準が確立されたと紹介されています。日本で育まれた犬種のひとつです。



草地で伏せるシェルティ

6.シェルティ|人の合図に応える小型の牧羊犬


🐕️性格傾向:

活動的で知的、人に愛情深く反応する犬として紹介されます。小型の牧羊犬なので、体の大きさだけで負担を見積もらず、遊びや学習の時間を考えて迎えましょう。


🐕️ポイント:

長い被毛と飾り毛は、もつれをためないケアが大切です。耳の後ろなど触られることに少しずつ慣らし、自宅で難しい部分はトリマーと方法を相談します。


🐕️注意点:

見知らぬ人には打ち解けにくい傾向が紹介されています。家族以外との接触を急がず、距離を取って落ち着ける経験を重ねることも社会化の一部です。


🐕️豆知識:

正式名はシェットランド・シープドッグで、シェルティという愛称でも親しまれます。理想体高は牡37cm、牝35.5cmで、体高以上に被毛の存在感を感じることもあります。


屋外に座るボーダーコリー

7.ボーダーコリー|運動と学習を一緒に楽しむ


🐕️性格傾向:

鋭敏で注意深く、学習や作業に意欲を見せる牧羊犬です。「賢いから教えなくてもわかる」と期待せず、家族が同じ合図で伝える練習を用意します。


🐕️ポイント:

散歩と、安全な場所での遊び、探す遊びや合図の練習を組み合わせます。ドッグランで走らせるだけを運動計画にせず、家で落ち着いて休む時間も整えます。


🐕️注意点:

動く人や物への反応が強い場合は、追わせない安全な動線を作ります。活動量は年齢と体調に合わせ、刺激を増やすだけで解決しようとしないことが大切です。


🐕️豆知識:

羊を動かす作業を背景に育まれた犬種です。犬種標準で牡の理想体高は53cm、牝はそれより少し低いとされ、今回の比較では背の高い側に位置します。


立ち耳のフレンチブルドッグ

8.フレンチブルドッグ|体高より体の厚みも確認


🐕️性格傾向:

社交的で遊び好き、家族との関わりを好む犬として紹介されます。表情豊かな魅力がありますが、抱えやすさや移動用具は、見た目より実際の体重と体格で確かめます。


🐕️ポイント:

短い散歩や遊びを、天候や体調に合わせて行います。運動を一切させなくてよい犬種ではなく、過度な負荷を避けながら日々の活動と休息を組み合わせます。


🐕️注意点:

短頭種は高温多湿や呼吸への負荷に注意が必要です。暑い時間帯の外出を避け、息づかいなど普段との違いがあれば獣医師に相談しましょう。


🐕️豆知識:

大きな立ち耳とコンパクトで筋肉質な体が特徴です。低い体高でも体重は軽いとは限らず、体高と体重を分けて見る大切さがわかる犬種です。


屋外に立つ柴犬

9.柴犬|自立した反応を尊重して関わる


🐕️性格傾向:

忠実で感覚が鋭く、警戒心を持つ犬として紹介されます。家族への反応や触られることへの好みも、その子の経験や性格を見ながら理解していきましょう。


🐕️ポイント:

日本原産でも、今の住宅や夏の暑さに無条件で適応するわけではありません。休める寝床、温度管理、散歩の時間帯、滑りにくい床は他の犬と同様に整えます。


🐕️注意点:

嫌がる行動を「頑固だから」と片づけず、痛み、怖さ、練習のわかりにくさがないか考えます。褒めて教える方法を基本に、無理に触ったり押さえたりしないようにします。


🐕️豆知識:

犬種標準では小型と説明され、牡の体高39.5cm、牝36.5cmにそれぞれ許容幅があります。日本犬の中でも、甲斐犬とは大きさや背景が異なります。


ソファに座るプードル。写真だけでサイズ区分は判定できません

10.ミディアムプードル|被毛ケアまで計画する


🐕️性格傾向:

忠実で、学ぶ力と活力を持つ犬として紹介されます。抱いている写真だけで静かな犬と思わず、人と取り組む遊びや合図の練習を楽しむ時間を考えてみましょう。


🐕️ポイント:

抜け毛の少なさが魅力でも、毛玉を防ぐブラッシングと定期的なトリミングは必要です。また、抜け毛が少ないことは、家族に犬アレルギーが起きない保証にはなりません。


🐕️注意点:

手入れの時間と費用を迎える前から考えます。カットの好みだけでなく、皮膚の状態、家庭で続けられるケア、季節に合わせてトリマーと相談しましょう。


🐕️豆知識:

日本の犬種標準では、スタンダード、ミディアム、ミニチュア、トイの4サイズです。ミディアムの体高は35cm超〜45cm以下。写真だけからサイズ区分は確定できません。



犬の手入れをするイメージ

移動用具を選ぶときに確認したいこと


スリングバッグ:

スリングは、愛犬の体重が耐荷重の範囲に入るか、姿勢が安定するか、脱落を防げるか確認します。サイズ表記だけで選ばず、抱えて歩けるかも含めて判断しましょう。



たすき掛けリード:

たすき掛けリードは、愛犬の急な引きに対応できることが前提です。道路や混雑する場所では、両手が空く便利さより、確実にコントロールできる持ち方を優先します。



お散歩カート:

カートは耐荷重だけでなく、胴の長さや横になれる内部寸法、入口や留め具も確認します。掲載商品は比較の入口として、最新の仕様を販売ページで確かめてください。



食器の前に伏せる2頭の柴犬

まとめ|サイズの次に、1日の暮らしを考える



気になる犬種が見つかったら、体格、毎日の運動と休息、被毛ケア、健康確認の4点を比べてみましょう。犬種の標準は目安であり、迎える犬の実際の状態も欠かせない情報です。


同じくらいの大きさでも、鼻を使うことが得意な犬、群れを動かしてきた犬、人のそばで過ごす歴史がある犬では、楽しめる活動が違います。家族が続けられる関わり方を軸に選びましょう。


SPICA VIEW|移動できるかまで、具体的に考える

犬を迎えた生活では、散歩だけでなく、通院や災害時の移動もあります。玄関から車や移動手段まで、家族が安全に連れていけるか、休める場所とクレートをどこに置けるかまで想像してみましょう。




よくある質問

Q.中型犬は何kgから何kgまでですか?

中型という呼び名だけで、すべての犬に共通する境界を決める記事ではありません。犬種標準や商品ごとのサイズ定義が異なるため、移動用具などは愛犬の実測値と製品の条件を確認します。


Q.この10犬種は人気順ですか?

いいえ、順位ではなく特徴を比較するための紹介順です。登録頭数の集計や飼いやすさの点数に基づくランキングではありません。


Q.柴犬やキャバリアも中型犬なのですか?

犬種標準では小型と説明される犬種も含めて比較しています。中型犬を検討するときの周辺サイズを見比べるためで、10犬種すべてを中型と分類しているわけではありません。


Q.プードルなら犬アレルギーの心配はありませんか?

抜け毛が少なくても、アレルギーが起きない保証はありません。家族に犬アレルギーがある場合は、迎える前に医師へ相談してください。


Q.中型犬ならマンションでも飼いやすいですか?

体格だけでは判断できません。住まいの飼育条件、音への反応、散歩の時間、移動方法、家族の生活と、迎える犬の性格・体調を合わせて確認します。


参考資料



Spica Productsでした。Tiktokでも動画を是非見てくださいね!


犬 知識【犬の知識雑学|Spica-WAN】





コメント


執筆・編集

伊藤 将臣 / SPICA編集部

犬との生活経験をもとに、犬の食事・健康・暮らしに関する情報を、公的機関・専門機関・学術情報・メーカー公式情報などを確認しながら編集しています。

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記事の内容は一般的な情報提供を目的としており、獣医師による診断・治療の代替ではありません。体調に異常がある場合や判断に迷う場合は、動物病院へご相談ください。

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